FF1 シナリオ

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このページでは今作のシナリオについて記載していく
FF1の内容が知りたい人は長くなるが一読いただけると幸いです

「この世は暗黒に包まれている 風は、やみ 海は、荒れ… 大地は、腐っていく しかし…人々は、ひとつの予言を信じ それを待っていた『この世、暗黒に染まりし時4人の光の戦士現れん…』長い冒険の末4人の若者がこの地にたどり着いた そして、その手には、それぞれクリスタルが握られていた…」

そんな4人がコーネリアの町に訪れる所から物語は始まる。町を歩いているとコーネリアの兵士から4人の若者たちが持つクリスタルを見て、国王の元へと案内される。コーネリア城の国王もクリスタルを目にし、ルカーンの予言である『この世、暗黒に染まりし時4人の光の戦士現れん…』を口にする。

大臣はいきなり現れた4人が予言に伝わる光の戦士たちであるかどうか、懐疑的であったが、クリスタルを見た国王は彼らに国一番の問題を託すことにした。それはカオス神殿にてコーネリア1の剣の使い手であり、王国の騎士(ナイト)でもあったガーランドがセーラ姫を攫って監禁している事を告げられる。

だが、国にいる兵士では歯が立たないため、光の戦士たちに託すことにした。彼らは冒険で北の大陸を目指している。だが、北の大陸へと渡るための橋が壊れており、長い間その道は閉ざされていた。国王はその事情を耳にしており、セーラ姫を救出してくれたら、御礼として橋を修復することを約束した。彼らはこれを引き受け、カオス神殿へと向かう。

カオス神殿に到着し、ガーランドと対面する。ガーランドはセーラ姫の命を引き換えにコーネリアを支配しようと企んでいた。コーネリア中の兵士たちが敵わなかったガーランドに光の戦士たちが挑み、撃破する。セーラ姫を救出し、感謝される。コーネリアまで戻り、国王はその実績から4人の若者がルカーンの予言にあった光の戦士であると確信する。

そして、光の戦士たちに予言の全文を伝える。『この世、暗黒に染まりし時 4人の光の戦士現れん… 戦士たちは、光のカケラを携え、闇の力に覆われし4つのクリスタルに輝きを取り戻さん…。』そして、光の戦士たちが目指す北の大陸にもクリスタルがあり、魔物たちが犇めくこの世界を救うにはクリスタルの輝きを取り戻す必要がある。

国王は4つのクリスタルに輝きを取り戻し、世界を平和にすることを彼らに託す。旅立つときに、先ほど助けたセーラ姫がお礼にコーネリア国の王女に代々伝わる『リュート』を彼らに与えた。これはガーランドがセーラ姫を攫った時に一緒に奪っていった物であり、いつか何かの役に立つときが来るかもしれないと言う。ルカーンの予言にあった光の戦士が現れ、彼らの力となるため、国王の命により、壊れた橋が急ピッチで修繕されていく。

こうして、探求の旅は始まった。4人の若者は光の戦士として、自らに与えられた使命の大きさと待ち受けるであろう波乱の運命に眩暈さえ覚えるのであった。4人の若者がその意味さえ知らずに携えていた4つのクリスタル…。はるか昔、その中には大いなる輝きが宿っていたという。さあ、旅立つのだ。この世界を覆う暗黒を振り払い、再び光の輝きをこの世に…。

橋を渡り、初めに着いた場所は港町プラボカ。ここでは海賊が来て、我が物顔で町を占領している。この状況を見かねて海賊に話をしに行く。海賊を率いているのはビッケ船長という男である。光の戦士たちがビッケ船長に話をすると、反感を買い、手下9人と戦闘になるが撃破する。懲らしめられた海賊一味、もといビッケはお詫びに『船』を光の戦士たちに譲り、悪さをしていた自分とは心を入れ替えて真面目に働き、町一番の働き者になると豪語する。

次に光の戦士たちがたどり着いた町はエルフが暮らす町。ここでもどうやら問題があるらしい。聞き込みをしていくとエルフの王子はダークエルフであるアストスの呪いで眠りについてしまっており、その期間はもう5年にも及ぶらしい。王子を眠りから覚ますには薬が要るらしい。

マトーヤがいる洞窟に赴き、話を聞きに来た光の戦士たち。しかし、マトーヤは『水晶の目』をアストスに奪われ、目が見えないという問題を抱えていたことを知る。

ここは武器を作ったり、洞窟を掘ったりと一生懸命に働くラリホーが口癖のドワーフと呼ばれる種族が暮らすドワーフの洞窟。武器職人のドワーフ、スミスは伝説の金属『アダマンタイト』があれば幻の剣が作れると言う。

運河の開通を目指しているドワーフ、ネリクはあと一歩という所までは来ているが大きな岩が邪魔をし、開通が未だできずにいる。『ニトロの火薬』があればこの岩も一発で吹き飛ばせると知らされ、光の戦士たちはこの洞窟を後にする。

次に訪れた場所は西の城と呼ばれる荒れ果てた城である。ここには国王ただ1人しかおらず、ダークエルフの王、アストスに騙されこの城が荒れ果ててしまった事を知らされる。この南にある沼の洞窟に『クラウン』があり、これさえあればまたこの城を復興できると言い、これを光の戦士たちに頼む。これを引き受け、沼の洞窟に行く。

沼の洞窟、地下3階で『クラウン』を手に入れ、西の城へと戻る。西の城にて、国王に報告に帰ると、ファファファと不敵に笑い、その正体を現す。実は国王自体がダークエルフの王、アストスだったのだ。アストスは光の戦士たちを利用し、自らの目的のために必要な『クラウン』を目の前まで持ってこさせたのである。

光の戦士たちが持つ『クラウン』とアストスが持つ『水晶の目』の2つの力で真の妖精王になることがアストスの企みであった。力で奪いに来たアストスを撃破する。倒したことにより、『水晶の目』を取り返す。

マトーヤの洞窟に戻り、マトーヤに『水晶の目』を返す。その見返りに、彼女が作成した薬の中で一番素晴らしいと豪語する『目覚めの薬』を手に入れた。マトーヤは目が見えるようにとても嬉しそうにはしゃいでいた。光の戦士たちに思ったよりいい男でもないと毒づく。

エルフの城に戻った光の戦士たちはマトーヤから貰った『目覚めの薬』でエルフの王子を眠りの呪いから目覚めさせる。眠りから目を覚ましたエルフの王子は一行を一目見て、伝説の戦士たちであると感じ、『神秘の鍵』を光の戦士たちに授けた。『神秘の鍵』は各地に不思議な力で封印が施してある扉を開けることが出来る代物である。

コーネリアに戻り、これを使用して、『ニトロの火薬』を手に入れる。これを持って、ドワーフの洞窟に行き、運河開通を目指すドワーフ、ネリクに『ニトロの火薬』を渡すことで、開通の邪魔になっていた岩を吹っ飛ばし、見事、運河の開通に成功する。

行ける土地が広がった光の戦士たちは外海に船を回し、メルモンドの町へと向かう。

光の戦士たちが次に着いた町はバンパイアによって凄惨な状態になっているメルモンドの町。ここでは、バンパイアに襲われ、教会も破壊され、町はひどい状態である。バンパイアはアースの洞窟に住んでおり、大地を腐らせている根源であると知らされる。作物が育っていた土地もその影響を受け、ひどい有様であり、バンパイアの退治を依頼され、これを引き受ける。

他にもメルモンドの町には宝石が大好物である巨人が住む洞窟の存在や、自分を知らぬ者などいない大天才と自画自賛する学者ウネにも出会う。

バンパイアの退治を依頼された光の戦士たちはアースの洞窟にやってきた。この世界のすべてのものは死に絶えていく運命だと言い、大地を腐らせ続ける元凶バンパイアと最深部にて対峙する。不老不死であるバンパイアに戦いを挑み、撃破する。『スタールビー』を手に入れ、奥へと進むとまだこの洞窟には続きがあった。だが、石版によって塞がれているため、まだ先に進むことはできず、いったん引き返す。

メルモンドの町の住人に教えてもらった宝石が大好物の巨人がいる巨人の洞窟に来た。巨人は『スタールビー』を見ると、それを渡してくれたら、先に通してやると言い、これを渡す。美味しそうにモグモグ食べると、満足した巨人は道を開ける。

巨人の洞窟の先にある賢者の洞窟に着いた光の戦士たちは賢者サーダに会う。サーダからバンパイアは僕に過ぎず、土のクリスタルの力を封じている魔物はさらに深くに潜んでいると知らされる。バンパイアを倒した先にあった石版の封印を解く『土の杖』をサーダから貰う。

アースの洞窟に戻り、『土の杖』を使用してさらに奥深くへの道を開く。本当の最深部で土のカオス、リッチが姿を現す。大地の力を食らう魔物を光の戦士たちは撃破する。リッチが倒されたことにより、土のクリスタルに輝きが戻っていく。

光の戦士たちはクレセントレイクの町に着く。ここでは、星と予言に導かれ、この地へとやってきた賢者と予言者たちから成る12人がこの世界の危機とカオスの情報について教えてくれる。

この世界は火、土、水、風の4つの力で成り立っており、4匹のカオスが4つのクリスタルの輝きを遮り、力を手に入れようとしている。それぞれのクリスタルの祭壇に根付いているカオスを倒せば輝きをまた取り戻すことが出来る。4匹のカオスがこの世界の全ての時代を支配しようとしている。

400年前に風のカオスが、200年前には水のカオスが現れ、北の文明は破壊された。土のカオスは大地を腐らせ、火のカオスはすべてを焼き尽くす。リッチが倒されたことにより、それに気づいた火のカオスが200年早く目覚め、動き出した。

そして、火のカオスが待つグルグ火山へと行くために川を渡れる『カヌー』を貰う。予言者ルカーンは運命の輪廻が見えると言う。光の戦士たちは古代の文明によって作られた飛空艇の獲得を目指す。

氷の洞窟にやってきた光の戦士たち。氷の洞窟では落とし穴に落ちたりと、紆余曲折ありながらも『飛空艇』を手に入れるのに必要な『浮遊石』を最深部にて手に入れる。

リュカーン砂漠の真ん中で『浮遊石』を掲げると、砂漠が真二つに分かれ、そこから飛空艇が現れる。こうして、古代の文明によって作られた『飛空艇』を手に入れた。『飛空艇』によって、『船』でも『カヌー』でもたどり着けない地に行くことが出来るようになった。

『飛空艇』でドラゴンの洞窟に降り立つ。ドラゴンの王である竜王バハムートがいる。バハムートはその心眼で真の勇気を見抜くと言う。勇気の証を持ってくれば、真の勇気と力を持つと認め、更なる力を与えてくれる。光の戦士たちは更なる力を求めて試練の塔に赴く。

試練の塔に入ると老人がおり、『クラウン』を持つ光の戦士たちを見て、試練を受ける資格を与えると言い、台座に座るよう促される。ここでは、真の勇気を持っているかどうか試され、持っていれば証を持ち帰ることが出来るだろうと言い残し、消えてしまう。最深部では『ねずみのしっぽ』しか手に入れることが出来なかった。

ドラゴンの洞窟に報告に戻ると、バハムートは『ねずみのしっぽ』を手にしている光の戦士たちを見て、その勇気と力を認めた。実はこの『ねずみのしっぽ』こそが勇気と力の証であった。認められた光の戦士たちはバハムートの力により上級職へと進化し、更なる力を手にすることが出来た。

光の戦士たちは火のカオスが待つグルグ火山に来た。最深部で火のカオス、マリリスが姿を現し、全てを燃やし尽くすと言い放ち襲い掛かるがこれを撃破する。マリリスが倒されたことにより、火のクリスタルに輝きを戻っていく。

山に囲まれた地にあるガイアの町に飛空艇で降り立つ。そこは鷹の形をしており、ちょうど目にあたる部分に町があるため、別名、鷹の目とも呼ばれている。この町に居る海賊が妖精を捕まえてキャラバンに売り払ってしまったと聞き、砂漠の僻地にあるキャラバンに向かう。

キャラバンに着いた光の戦士たちは海賊から聞いた通り、妖精はビンに入れられ、売られていた。価格は40000ギル。妖精を救出するため、なくなく大金をはたき、購入する。

ガイアの町に戻り、奥の妖精の泉で妖精をビンから解放する。妖精はビンから助け出してくれた御礼に泉の底から湧き出る『空気の水』を汲んで、光の戦士たちに渡した。この水からは限りなく空気が湧き出すため、水中でも活動することが出来ると言う。

ガイアの町から南下したところにあるオンラクの町に来た。別名、鷹の翼とも呼ばれている古くからある町である。ここにはずっと光の戦士たちを心待ちしていた女性がいた。『空気の水』を見ると、女性は正体を現した。女性は人魚であり、この下にある人魚たちが住む海底神殿が水のカオスの影響で淀んでいた。助けを求め、光の戦士たちはこれを引き受ける。タルに乗って、海底奥深くにある海底神殿へと向かう。

海底神殿に着いた光の戦士たちは最深部へと進む道中で『ロゼッタ石』を手に入れる。最深部で水のカオス、クラーケンが姿を現し、対峙する。激闘の末、撃破する。クラーケンが倒されたことにより、水のクリスタルに輝きが戻っていく。水の淀みも消えていき、人魚にも安寧がもたらされた。

メルモンドの町の学者、ウネに『ロゼッタ石』を渡したことにより、古代人の言語、ルフェイン語の解読が可能になった。光の戦士たちもウネにルフェイン語を教えてもらうことにより、ルフェイン人との会話ができるようになった。

かつて高度な文明によって栄華を誇り、飛空艇を作り上げたルフェイン人の町。人々が普段話す言語では通じず、ルフェイン人だけが使用するルフェイン語を使用しなければ会話ができない。ウネによってルフェイン人との会話が可能になった光の戦士たちは、話をしていく。ルフェイン人はかつて空に住んでいた天空人の末裔であり、『飛空艇』はルフェイン人の祖先であるシドという人物が造ったことが明かされる。

世界の危機に瀕している状況を理解しているルフェイン人は光の戦士たちに砂漠のど真ん中にあるミラージュの塔に入るために必要な『チャイム』を与えた。天空人は儀式によって、祖先から代々記憶を受け継ぐ種族であるが400年という時の中で徐々にその記憶が薄らいできている。元々、浮遊城は天空人が暮らしていた場所であり、ミラージュの塔はその入り口であることが伝えられる。4匹のカオスを調べるために5人の戦士が向かっていったが帰って来ないと言う。

砂漠に聳え立つミラージュの塔で『チャイム』を鳴らして中に入る。進んでいき、浮遊城に行こうとするが、それには『ワープキューブ』が必要であることを知り、滝の裏の洞窟へ急ぐ。

『カヌー』で滝の裏の洞窟にきた光の戦士たちは奥でずっと待っていたロボットによって『ワープキュープ』を渡される。風のカオス、ティアマットが待つ浮遊城に入るためのものであり、ティアマットを撃破することを託し、動かなくなってしまう。

『ワープキューブ』により、遥か上空に佇む浮遊城へ行くことが出来た光の戦士たち。道中で伝説の鉱石『アダマンタイト』を手に入れる。浮遊城の展望窓から世界を見渡すことが出来、土、火、水、風、4つに力が霧のような形で1つの場所に流れ込んでいる光景が見える。この流れ込んでいる中心地、カオス神殿にエネルギーが集中している。そして、最深部で風のカオス、ティアマットが待ち受けていた。対峙し、これを撃破する。ティアマットが倒されたことにより、風のクリスタルに輝きが戻っていく。4つのクリスタルに輝きが戻ったものの、世界崩壊は未だ止まらない。

ドワーフのスミスの所に寄り、『アダマンタイト』を渡して、幻の剣『エクスカリバー』を打ってもらい、手に入れる。

クレセントレイクの町にいる12人の賢者から物語の核が語られる。

4人の光の戦士たちがこの地に迷い込む前、正しい時間の流れを生きていた。だが、その流れはこの時代で歪んでしまった。2000年前に何者かが飛び、世界崩壊を招いた。そして、そこからまた2000年経った今またその人物は過去へ飛ぶ。この2000年の時の輪を永遠に繰り返し続けている。クリスタルの輝きを取り戻した光の戦士たちがその幻想を断ち切るため、カオス神殿へと向かう。

闇のクリスタルの前にカオスの呪いによって400年前に来たルフェイン人戦士たちの変わり果てた姿がそこにあったが、クリスタルの光によって話ができるようになった。集約された力は闇のクリスタルによって過去へと送られていた。美しい光が黒く歪んでいく。この世界崩壊の根源がこの先に居る。光の戦士たちが持っている4つクリスタルの輝きで闇のクリスタルを照らすことによって時の流れが押し寄せ、空間がねじれていく。

そうして、たどり着いたのが2000年前の過去のカオス神殿。すべての元凶に終止符を打つ。行く手を阻む石版がある。だが、セーラ姫から授かった『リュート』の音色で石版の封印は解かれた。道中では、元凶のカオスによって、復活した4匹のカオスが行く手を阻む。土のリッチ、火のマリリス、水のクラーケン、風のティアマット、だがこれを打ち倒し、ようやくこの時の輪廻を作り出した元凶と対峙する。

その人物はなんとガーランド。物語の序盤に倒されたはずのガーランドがクリスタルの力で2000年前にタイムスリップし、現代に4匹のカオスを送り込んでいた。ガーランドは2000年という時の中でガーランドとしての記憶を失っていた。復讐したいという憎しみだけが残り続け、カオスという存在になり、この時の輪廻の中で永遠に生き続けるために光の戦士たちと対峙する。死闘の末、光の戦士はカオスを撃破する。

時の鎖は断ち切られた…。2000年の時を超えた無限の戦いは終わり、世界に平和が訪れた。

再び、この世を4つの光が照らしだし、その力は風を、水を、土を…そして火を蘇らせる。

2000年の時を超えて巡る、ガーランドの憎しみ。

それは、些細な運命のすれ違いから始まったものだった。

だが、そのすれ違いは、この世界を導くはずの4つの力に増幅され、4つのカオスを生み出してしまった。

世には魔物が蔓延り、すべては暗黒に染められた…。

しかし、それも終わった。

戦士たちの活躍によってすべての力は正しい方向へと向けられたのだ。

4人の戦士は、再び時を超え、元の世界へと帰ってゆく。

世界は4人がよく知っている元の姿に戻っているはずだ。

そこにはセーラ姫やジェーン王妃たちが待っている。もちろん4人のよく知るガーランドも…。

あれは、いつのことだろう…。

ある日突然、全てが狂いだしたのは…。その時の輪は無限に続くかに思われた。

しかし、4人の勇気がそれを変えた。

この世を暗黒に染めた4つの力をこの世を照らす力へと。

4人の戦士の戦いを覚えている者はいないはずだった。

そう…、彼らの戦いによって、無限の時の輪は正しい流れを取り戻したからだ。

だが…人々は心のどこかに記憶されているその戦いを幻想の物語として語る。

ドワーフやエルフの村、ドラゴンたち…宇宙にまで手を伸ばしながら滅んだ高度な文明も…。

さあ、戦士たちが帰ってくる。2000年の時を超えて…。

もうたどり着くころだろう。

戦士たちは、戦いの記憶を心の底にしまい込み、この世界を静かに見守ってゆくのだろう。

忘れないでほしい。

この世界の力がいつも正しい方向を向くべきだということを。

光の力を闇の力に変えてはならないという事を。

そして、真のクリスタルはその胸の中にあるということを…。

そう…2000年の時を超え、戦っていたのは君なのだから。

すべてのものに輝きを…。

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